雨蛙の賦

台湾・嘉義インターンシップ日記

7. 1カ月がたって

こんにちは、ゆうです。

 

最近、電車やバスの床に座るのに抵抗感が全くなくなってきました。しかし、台湾人の中にも座る人と座らない人がいます。私は台湾人から見ても行儀の悪い奴と思われているのでしょうか。それでも3時間の移動を立ったままを通す気で私にはありません。

 

さて、台湾では土曜日から本日火曜日まで連休でした。清明節という休日で、お墓参りに行くのだそうです。ちょうど日本のお盆にあたります。

この期間を利用して嘉義の有名観光地「阿里山」と台湾南東部の都市「台東」に行って参りました。この移動時間が阿里山まで3時間、台東まで高雄乗り換えで2時間+3時間、というわけで床に座っての移動となったわけです。笑

たくさんのものを見てきたので旅行紀についてはまた後日書くことにして、1カ月を簡単にはなりますが、振り返っていきたいと思います。

 

・仕事について

今月の仕事は大きく分けると以下のようになります。

①出荷関係の書類作成

②営業のための情報収集

③日本語への翻訳・校正

日本語の話せる社員の方が何人かいることで仕事で困ることもそんなになく順調に仕事を行っております。最初の2週間は単調な仕事が延々と続く感覚がありましたが、徐々に自分で考えなくてはならない仕事が増えてきました。

仕事の中で思うのはどうもオペレーションが無駄が多いのではないかということです。まだ具体的にどこがとはいえるほどではありませんが、1年間の間に自分の力で改善できるところは職場の人に協力してもらって改善していきたいです。加えて、単純に商品知識や業界知識をつけるだけでは社員の方と同じで、そこではない角度から自分にしかできない、この会社で貢献できる方法考えるべきだと思い、考えていきたいと思います。

 

・生活について

まずは食について。嘉義の名物料理は鶏肉飯という七面鳥の肉のどんぶりのようなものなのですが、本当に異常なほど鶏肉飯のお店があり、私も3日に1度は食べています。私にはお店の味が違いがわからないのですが、嘉義生まれの方にはわかるらしいです。笑 台湾料理は味はとてもおいしいのですが、油が多くここ最近毎日胃が思い状態が続いております。笑

次に犬についてですが、餌を与えて懐柔すれば怖いものではありません。笑 暑い日中の彼らはぐったりしていてかわいいものですよ。笑

 

・旅行について

4連休で言った阿里山・台東をはじめ、1カ月間で様々なところを観光してきました。以前紹介した台南に新港・北港を除いて、嘉義市内や高雄港に行きました。ここでは簡単に阿里山・台東の写真を1、2枚ずつ紹介していきます。

 

阿里山

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阿里山は桜の季節。特に大陸の人でたくさんでした。)

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(標高2000mを超え雲海の上にある阿里山駅は天空都市のよう。)

 

■台東

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(よく言えば自然豊か、悪く言えば田舎な台東。台湾東部には平地のすぐそこに山脈がそびえる。)

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(台東で驚くのはその辺にふつうに牛がいること。)

 

・印象に残ったこと

最近とても印象に残っていることが2点ありますので、それについて書きます。

 

■台湾に確かにあったもの

台湾は70年ほど前まで日本でした。知識としてもっていたものを何度も何度も日本の痕跡を見ることで実感しています。特に一番印象的だったのが台東県の「鹿野」というところにある神社でした。嘉義にも神社がありますが、現在は建物だけで中は資料館になっています。ここ鹿野にある神社はもともと台座しか残っていなかったものを有志の手によって、日本の宮大工を呼んで再建されたものです。

鹿野の神社は台湾統治が始まったときに、移民としてこの地に来た人たちが自然神を祭ったものです。移住してきた人は主に東北地方から来ていたらしく、慣れない異国で、東北よりはるかに暑い地で、マラリアなどの病気に悩まされながら生きたきたのでしょう。その心のよりどころとして作られるのがこの神社です。(参照:『わたしの台湾・東海岸』 一青妙著)

再建されたこの神社を見た瞬間、本当に台湾が日本であった時代があり、この地に日本人がいたという事実それを長い年月を経て台湾人が再建したという事実が胸に迫ってきました。

同じ神社でも嘉義の神社は国家が作ったものです。司馬遼太郎さんが『国家的奇行』とまで呼んだ国家神道の押し付けでできたものではなく、ここに台湾人と一緒に暮らした日本人が作った神社、小さな小さな神社が今も守られているということに大変な、陳腐な言葉かもしれませんが、感動を覚えたのです。

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 (鹿野の神社。なぜか台湾のお寺の敷地内。)

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(嘉義の神社。現在嘉義についての資料館。)

 

同様にこの地に確かにあったものとしては先住民の存在です。台湾は多くの先住民の部族が棲む島に中国からの移民によってできあがった多民族国家です。台東で布農族という民族の文化の展示が行われている布農部落というところと台湾の文献がない古代の生物や人類についての展示を行っている国立台湾史前文化博物館というところを訪れました。

私は民俗学などに詳しいわけではありませんが、台湾先住民の文化を見ていると漢民族とは全くことなっており、明らかにポリネシア系の民族に近いように感じました。

 

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(布農部落でのショーの様子。)

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(博物館入口。中は広くしっかりみたら3時間はかかると思われる。)

 

台湾に確かにあった日本と多くの部族。それは今もあるのでしょうか。

住宅保存や文化展示という有形なものだけでなく、

今、台湾に生きる人自身にこの地に確かにあったものは、

今も溶け込んでいるのでしょうか。

また、私たち日本人はどうなのか。何が今の私たちをつくりあげてきたのか。

そんなことを考えました。

 

もう一点、台湾の人がとても幸せそう見える、ということも印象に残っており書きたいのですが長くなったのでまた後日に。

 

5時間電車の床に座り、そろそろパソコンの前に座るとお尻が痛くなってきたのでこのあたりで。笑

慣れてきたにつれていろいろなことを考える時間が減ってきたなと思いますので、しっかり考える時間を使って今週を過ごしていきます。

日本は新年度ですね。また新しい一年を充実して過ごしてください。

 

それではまた。